Super Takumar 55Mm F1.8が神レンズと呼ばれる理由と真相

Super Takumar 55Mm F1.8が神レンズと呼ばれる理由と真相の要点を分かりやすくまとめてご紹介します。

中古市場を探すと、同じ「Super Takumar 55mm F1.8」という刻印でありながら、個体によって細部の仕様や価格が大きく異なることに気づきます。本レンズには大きく分けて「前期型」と「後期型」が存在し、マニアの間ではその差異が熱心に議論されてきました。自身の表現意図に合致した一本を見極めるため、主要な相違点を比較データにまとめました。

項目前期型(1962年〜)後期型(1965年〜)編集部の見解・評価光学設計5群6枚(変形トリプレット)5群6枚(変形ダブルガウス)後期型の方が周辺解像力や収差補正において近代的な描写に近づくトリウムガラス(アトムレンズ)非採用(黄変なし)採用(経年による黄変あり)ニュートラルな発色を好むなら前期、暖色系レトロトーンなら後期が有利絞り環・指標赤線「R」が独立、F2の刻印ありオレンジ指標、F2の刻印省略個体あり外観上の最も簡単な識別ポイント。ネット通販での写真確認時にも重宝フォーカスリング細身の金属削り出し(ピッチ細)幅広の金属削り出し(重厚)操作感は後期型の方が指がかりが良く、長時間のスナップでも疲れにくい2026年中古相場12,000円〜18,000円(希少)7,000円〜12,000円(豊富)流通量の多さから後期型が手頃。状態重視なら前期型の良品を探す価値大

前期型と後期型の決定的な見分け方として現場で最も重宝されるのは、「絞り環の数値配置」と「レンズ内部の色調」です。鏡筒後方の指標部を見た際、赤色の「R」指標が絞り目盛りの内側に独立して配置されているのが前期型、絞り数値の並びにオレンジ色のラインが引かれているものが後期型の特徴です。また、白い紙の上にレンズを置いた際、レンズ越しに紙が黄色〜琥珀色に染まって見える個体は、間違いなくトリウムガラスを採用した後期型です。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

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