ベンチプレス早見表とMax重量の真実|体重別の平均値と限界を徹底検証

今注目を集めている ベンチプレス早見表とMax重量の真実|体重別の平均値と限界を徹底検証について、主要な情報を分かりやすく掲載しています。

日本のトレーニング界隈で長年語り継がれている象準的なマイルストーンが「100kg」という大台です。各種掲示板やSNSでは「半年真面目にやれば100kgは誰でも上がる」「100kgからがスタートライン」といった極端な言説が飛び交いますが、これらは完全な生存者バイアスに過ぎません。

運動疫学および国内フィットネス参加率(日本のフィットネス人口は約3〜4%)のデータを掛け合わせると、日本の成人男性全体におけるベンチプレス100kg難易度は、達成率わずか1%未満(0.5〜0.8%程度)と推計されます。公設ジムや24時間ジムに通う能動的なトレーニー層に限定したとしても、厳格なフォーム(尻を浮かせず、胸でバウンドさせない)で100kgを1回完全に挙げ切れる人間は1割程度しか存在しません。

なぜネット上ではそれほど容易に語られるのか。その背景には、パーソナルジム等の集客マーケティングによる誇大宣伝と、怪しい可動域で行う「チーティングリフト(浅い可動域、極端なバウンド、極度のお尻浮かし)」を成功とみなす自己申告文化が蔓延している点にあります。胸に触れずに10cm手前で折り返すような動作であれば、実際の筋力より15〜20kg重い重量が挙がってしまいます。こうした「見せかけの数値」に惑わされ、自分の才能を悲観する必要は微塵もありません。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

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