標準誤差とは?標準偏差との違いと計算式・エクセルでの求め方を徹底解説

標準誤差とは?標準偏差との違いと計算式・エクセルでの求め方を徹底解説とはどのようなものなのか? 主要なファクトを整理してお届けします。

標準誤差(Standard Error, 略称:SE)とは、「手元のサンプル(標本)から計算した平均値が、真の全体(母集団)の平均値からどれくらいズレている可能性があるか」を表す指標です。調査会社や研究機関の発表資料でよく見かける「標本誤差±2.5%」といった表現の理論的支柱でもあります。

多くの初学者が混乱する原因は、「ばらつき」という同じ言葉で説明される標準偏差(Standard Deviation, 略称:SD)との混同にあります。両者の違いを最もシンプルに見分けるポイントは、「何が散らばっているのか」という対象の違いを認識することです。

たとえば、ある全国規模の成人男性1万人から無作為に100人を抽出して体重を測定するシーンを想像してください。このとき得られた100人それぞれの体重データが、平均値の周辺にどのように散らばっているかを示すのが「標準偏差(SD)」です。体重が60kg前後に集中しているのか、45kgから95kgまで広く分散しているのかという「データの多様性そのもの」を示します。

これに対し、別の100人を集めて平均体重を出し、さらに別の100人を集めて平均体重を出す……という作業を何度も繰り返したと仮定します。1回目の平均が64.2kg、2回目が63.8kg、3回目が64.5kgといったように、選び出されたグループごとに「計算された平均値」にもわずかなブレが生じます。この「何度もサンプル抽出を繰り返したときに生じる、標本平均のばらつき」を数値化したものが標準誤差(SE)です。

ビジネスの現場において「顧客満足度のばらつき度合いを知りたい」場合は標準偏差を使い、「アンケート結果の平均満足度が、顧客全体の本音とどれくらい一致しているかの確からしさを知りたい」場合は標準誤差を評価指標に据えなければなりません。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。