コーヒーカップとティーカップの違いとは?形状と厚みに宿る機能美の真実
現代の日本の住環境において、圧倒的なシェアを誇っているのがコーヒーカップとティーカップの兼用碗です。ノリタケやナルミ、ウェッジウッドなどの主要ブランドでも「ティー・コーヒー兼用カップ&ソーサー」という名称でギフト市場の中心を担っています。
この兼用カップの特徴と選び方を知るには、器のカーブに注目するのが近道です。珈琲用ほどまっすぐ立ち上がっておらず、かといって純粋な紅茶用ほど極端には広がっていない、穏やかなカーブを描くシェイプ(ウェッジウッドの「リー」シェイプなどが代表例)を持っています。容量もおよそ190〜210mlと中間に設定されています。
店頭でのコーヒーカップとティーカップの見分け方に迷った際は、以下の3つの観察ポイントを意識すると即座に判別できます。
- カップを真上から見る:底の接地面積に対して飲み口が倍近く開いていれば紅茶専用。開口部と底の直径がほぼ同等なら珈琲専用。その中間が兼用碗。
- 縁の厚みを指で確かめる:唇が触れる部分が刃先のように薄く仕上げられているものは紅茶専用。ポッテリとした厚みがあれば珈琲専用。
- ハンドルの空間を見る:大人の指が第1関節すら通らない極小の輪であれば、つまんで持つことを前提とした伝統的な紅茶用。