セロリの浅漬けで苦味が出る理由とは?プロの黄金比と簡単レシピ
レシピ本や料理動画を見ていると、必ずと言っていいほど登場するのが「セロリの筋取り」という工程です。しかし、茎の端から端までピーラーで徹底的に削ぎ落としてしまい、仕上がりがフニャフニャと頼りなくなってしまった経験を持つ方も少なくありません。ここで検証すべきなのが、セロリの浅漬け筋取りの真相です。
結論から言えば、セロリの筋を「すべて剥き取る」必要はまったくありません。セロリの繊維は主に外側の湾曲した表皮直下に集中しています。株の内側にある柔らかく淡い緑色をした若芽や内側の茎は、筋を取らなくても十分にシャキシャキとした心地よい歯ざわりを楽しめます。削るべきは、一番外側にある濃い緑色をした太く硬い茎の表面だけで十分です。
さらにプロの厨房で多用されるのが、「繊維を断ち切る斜め薄切り」の技法です。セロリの繊維は縦方向に真っ直ぐ走っているため、包丁を斜め45度に入れて2〜3mm幅の薄切りにすることで、筋の連続性が物理的に断ち切られます。これにより、面倒な筋取りを大半省略しても口に残らず、かつ浅漬けならではの小気味よい「パリッ、シャキッ」という食感を最大限に残すことが可能になります。