日本人の肌の色の種類と見分け方|イエベ・ブルベを超えた決定版【2026】

日本人の肌の色の種類と見分け方|イエベ・ブルベを超えた決定版【2026】の主要なニュースをコンパクトにまとめました。全体像を一目で把握できます。

美容業界のパーソナルカラーとは別に、国際的な皮膚科医学において標準規格として用いられているのがフィッツパトリックの皮膚型分類(Fitzpatrick Skin Phototypes)です。ハーバード大学の皮膚科医トーマス・B・フィッツパトリック博士が提唱したこの指標は、日光(紫外線UV-B)を浴びた際に皮膚が「どれだけ赤くなるか(サンバーン)」と「どれだけ黒くなるか(サンタン)」の反応性に基づいて肌をタイプⅠからタイプⅥまでの6段階に分類します。

生物人類学の知見によれば、高緯度地域で進化した集団はビタミンD合成を助けるためにメラニン色素量を減らして肌色を薄くし、赤道直下の強烈な日差しにさらされる集団は紫外線による葉酸の分解や皮膚がん・急性炎症を防ぐために先天的にメラニン色素を豊富に蓄える進化を遂げました。この適応進化の尺度であるフィッツパトリック分類において、日本人の約75〜80%は「タイプⅢ」および「タイプⅣ」に集中しています。

肌タイプ分類詳細・数値データ(紫外線反応)一般的な基準・相場編集部の見解・評価タイプⅠ〜Ⅱ赤くなりやすく(炎症)、日焼けしても黒くならない。日本人では全体の約5%未満と極めて希少。北欧・コーカサス系に多い極めて色白な肌。日焼け止めSPF50+が必須。いわゆる「白磁のような超色白肌」。メラニン防御が弱いため、エイジングケアと紫外線遮断が生命線となる。タイプⅢ日光を浴びると最初は赤くなり、数日後に徐々に浅黒くなる。日本人全体の約40〜45%を占める。日本の標準色(オークル系・明度値L62〜65前後)。一般的なコスメの「標準色」の基準。イエベ春やブルベ夏に多く見られる。季節によってベースメイクのカラー移行が最も発生しやすい層。タイプⅣ赤くなることはほとんどなく、速やかに黒褐色へ変化する。日本人全体の約35〜40%が該当。健康的な小麦肌・ヘルシー肌。ユーメラニン生成力が高く、シミ・色素沈着が定着しやすい。イエベ秋や一部のブルベ冬に該当。市販の明るめファンデーションを使うと白浮き事故を起こしやすい典型例。タイプⅤ〜Ⅵ紫外線で炎症を起こすことは皆無で、非常に濃い褐色〜黒色に発色。日本人の自生肌ではほぼ皆無。中東・南アジア・アフリカ系諸国に多く分布する豊かなダークトーン。海外グローバルブランドのファンデーションでは展開されるが、国内ドラッグストアでは入手が限られる領域。

日本人の平均的な肌色(Lab表色系における明度L*値)は60〜65前後に分布しており、これはアジア圏の中でも「中庸で赤みと黄みが拮抗しやすいゾーン」に位置します。この生物学的な基盤があるからこそ、メイクアップにおける色選びが諸外国に比べて難解になりやすいのです。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。