加湿器はいつまで使うのが正解?放置でカビの温床に…プロが教える撤収ライン
一方で、4月に入っても片付けを躊躇する最大の理由が「花粉」だ。スギからヒノキへとリレーされるアレルゲン物質の飛散は、春真っ盛りの時期でも猛威を振るう。加湿器から出る微細な水分は、空気中を舞う花粉粒子を重くして床に落とす効果があるため、アレルギー持ちにとっては手放せない命綱のように感じられる。
しかし、ここには落とし穴がある。花粉対策に有効な湿度は「50〜55%」。これを超えて60%に達すると、花粉の落下効率が上がるわけでもないのに、今度は別のリスクが一気に跳ね上がる。アレルギー対策のつもりが、加湿器内部で繁殖した雑菌を吸い込んでアレルギー性肺炎(過敏性肺炎)を引き起こしたのでは本末転倒だ。加湿器を片付ける代わりに、空気清浄機の稼働を高め、ウェットシートでの床掃除へシフトするのが賢い春の防衛策と言える。