平成から2026年の今へと受け継がれる衝動——安室奈美恵の「無敵の時代」が日本のポップカルチャーに残した決定的な爪痕
音楽シーンにおける彼女の爆発的な飛躍を語るうえで、プロデューサー・小室哲哉とのタッグは外せない。1995年の『TRY ME 〜私を信じて〜』の大ヒットを皮切りに、『Chase the Chance』『Don't wanna cry』、そして歴史的名曲『CAN YOU CELEBRATE?』へと続くミリオンセラーのラッシュは、まさに圧巻の一言だった。
特に1997年にリリースされた『CAN YOU CELEBRATE?』は累計220万枚以上を売り上げ、邦楽ソロ歌手のシングル売上記録として今なお破られていない。デジタルビートに乗せた力強いボーカルと、どこか切なさを孕んだメロディライン。ラジオやテレビから彼女の歌声が流れない日はなく、CDショップの店頭には予約の列が絶えなかった。オリコンチャートの記録を塗り替え続けたこの数年間こそ、多くの人々が想起する第一の黄金期である。