なぜ今平成のメル画が再流行?ガラケー文化と最新トレンドの真相
当時の熱狂を振り返る上で外せないのが、個人ホームページ作成サービスの草分けである「魔法のiらんど」の存在だ。ガラケー全盛期、中高生たちは夜な夜な自作のホームページを開設し、手作りの画像を配布・交換していた。そこは、プロのクリエイターではない一般の若者たちが、直感的な感性でデジタルアートを生み出す巨大なコミュニティだった。
画質の粗いガラケーの画面でいかに綺麗に見せるか、文字の行間やフォントの色使いにいたるまで、当時の作者たちは細部に情熱を注いだ。文字数制限のあったiモード環境下で、テキストと画像を融合させた表現技法は、まさに当時のデジタルネイティブが生み出した草の根のポップアートと言えるだろう。