横綱の給料は月300万?年収1億円超えの仕組みと大関との格差
Q1:横綱が怪我で本場所を全休した場合、給料は減額されますか?
A1:減額されません。日本相撲協会の規定給与(月給約300万円)や手当は、本場所を休場しても全額支給されます。ただし、土俵に上がらないため「懸賞金」「優勝賞金」「新たな褒賞金の積み増し」はゼロになります。長期間の休場が続くと横綱審議委員会からの引退勧告につながるため、地位の維持には極めて重いプレッシャーが伴います。
Q2:十両に上がれない幕下以下の力士はどうやって生活しているのですか?
A2:幕下以下の力士は「養成員」という見習い扱いのため、基本給(月給)は支給されません。年6回の本場所ごとに約7万〜16万円程度の「力士養成員本場所手当」が支給されるのみです。その代わり、所属部屋での食費(ちゃんこ)や住居費(大部屋での共同生活)はすべて部屋持ち(親方が負担)となるため、生活自体は衣食住が保障された環境で稽古に専念します。
Q3:土俵上で受け取る懸賞金の税金処理はどうなっていますか?
A3:力士は税法上「個人事業主」に該当し、獲得した懸賞金はすべて事業所得または一時所得として確定申告の対象となります。1本7万円のうち3万5,000円は協会があらかじめ納税準備金として源泉預かりしているため、年度末の確定申告時に追徴や還付が行われる仕組みです。土俵上で手渡される現金3万円をそのまま無税で使えるわけではありません。
Q4:大関から横綱に昇進すると、具体的に年収はどれくらい跳ね上がりますか?
A4:月給自体は250万円から300万円へと月額50万円(年間600万円)の増額ですが、実際の年収差は2,000万〜5,000万円以上に拡大します。理由は、横綱になると「力士褒賞金」の最低保証額が一気に跳ね上がること、すべての取組が結びの一番周辺となるため「指定される懸賞金の数」が桁違いに増えるためです。