スマイリーキクチ中傷事件の全真相|10年続いたデマと一斉摘発の結末
被害が拡大する中、スマイリーキクチさんは幾度となく警察に相談を持ち込みました。しかし当時はサイバー犯罪に関する法整備や捜査ノウハウが乏しく、警察窓口では「ネットの掲示板など見なければいい」「有名人ならある程度は我慢すべき」と取り合ってもらえない悔しい時期が続きました。
風向きが大きく変わったのは、警視庁中野警察署の捜査員が事態の深刻さを重く受け止めたことでした。単なる有名人への悪口ではなく、殺害予告を含む執拗な脅迫行為と明白な名誉毀損であると判断され、本格的な刑事事件としての捜査が始動します。
ネット上の膨大なログの保全、プロバイダ責任制限法に基づく発信者情報の開示請求、IPアドレスの徹底的な追跡など、地道かつ前例のないサイバー捜査が展開され、匿名という盾の背後に隠れていた投稿者たちの身元が次々と特定されていきました。