ハリー・ポッターのドビーなぜ愛される?感動の最期と靴下の真相に迫る
ドビーが初めてファンの前に姿を現したのは、シリーズ第2作『ハリー・ポッターと秘密の部屋』でした。ハリーの寝室に突如現れた屋敷しもべ妖精 ドビーは、「ハリー・ポッターはホグワーツに戻ってはなりません」と警告し、ハリー宛ての手紙を隠匿したり、キングスクロス駅の9と4分の3番線の改札口を封鎖したりと、手段を選ばない強硬策に出ます。
当時のドビーは、純血主義を掲げる闇の魔法使い一族・マルフォイ家に仕える身でした。主人であるルシウス・マルフォイから日夜暴力と暴言による虐待を受けながらも、「主人の秘密を口外してはならない」という魔法界の絶対的な主従契約に縛られていたのです。禁忌を破ってハリーに警告を発するたびに、オーブンに頭をぶつけたりアイロンで自らの手を焼いたりして「自分への罰」を科す姿は、読者に強烈なインパクトを与えました。
命の危機を冒してまでハリーを救おうとしたのは、かつてハリーがヴォルデモートを打ち倒したことで、虐げられていたしもべ妖精たちにも一筋の希望の光が差したからに他なりません。不器用ながらも一途な思いが、ドビーとハリーの強い絆の原点となりました。