フィニッシャーとは?複合機やゲーム・重機まで各界の意味と役割を徹底解説
ビジネスパーソンが職場で最も頻繁に直面するフィニッシャーといえば、オフィス複合機(コピー機)の排紙部に接続される「後処理装置(フィニッシャー)」です。通常、コピー機から出力された印刷物はそのままトレイに積載されますが、フィニッシャーを装着することで、印刷後の物理的な加工工程をすべて全自動で完結できます。
オフィス機器メーカー各社の設計仕様によると、複合機のフィニッシャーが提供する代表的な後処理機能には以下のようなものがあります。
- ステープル機能:印刷と同時に自動でホチキス留めを行う。角留め1箇所や2箇所留めに対応し、最大50枚から100枚を一括処理可能。環境配慮型の「針なし圧着綴じ」も普及。
- パンチ機能:ファイリング用の2穴・4穴などの穴あけを正確な位置に自動施工。
- サドルステッチ(中綴じ製本):用紙の中央をホチキス留めし、2つ折りにすることで小冊子やマニュアルを自動作成。
- 折り加工機能:請求書や案内状の封入に必要な「三つ折り」や、A3図面をA4ファイルに収める「Z折り」を自動実行。
- シフトソート機能:部数ごとに排紙位置を左右にずらし、仕分けの手間をゼロにする。
社内会議用の資料30部を手作業で丁合いし、ズレを直し、ホチキス留めする作業には、1回あたり約15〜20分の時間が奪われます。これが週に何度も発生する組織では、フィニッシャーの有無が年間数百時間規模の労働生産性の差となって現れます。