暴漢事件とは?不審者との違いや過去の事例・身を守る撃退法を徹底解説

暴漢事件とは?不審者との違いや過去の事例・身を守る撃退法を徹底解説について徹底解説いたします。専門家の見解をご確認ください。

SNSやネット掲示板では、護身術や防犯に関する様々な言説が飛び交っています。しかし、防犯実務の専門家や警察関係者の検証によると、現実の襲撃現場で通用しない危険な誤解が多数散見されます。

代表的な3つの誤解を是正します。

誤解1:「格闘技や護身術を習っていれば素手で撃退できる」という幻想
ネット上では「腕を掴まれたら関節を極める」「急所を蹴り上げる」といった撃退術が紹介されがちです。しかし、突然襲われた被害者は極度のパニックに陥り、心拍数が急上昇して筋肉が硬直する「心理的フリーズ」を起こします。体格差や凶器の有無が不明な状態で組み合う行為は、致命傷を負うリスクを飛躍的に高める極めて危険な選択です。

誤解2:「大声を出せば周囲が必ず助けてくれる」という思い込み
恐怖で声帯が締め付けられ、「助けて!」と叫ぶこと自体が身体的に困難になるケースが取材証言でも多数報告されています。また、周囲に人がいても「関わりたくない」という傍観者効果が働き、即座の救助が期待できない場面も珍しくありません。声だけに依存する防犯は破綻するリスクを孕んでいます。

誤解3:「スマホを見ながら・イヤホンをしながらでも周囲は見えている」という過信
夜道でイヤホンを装着し、音楽や動画を再生しながら歩行する行為は、聴覚情報を完全に遮断します。暴漢が背後から接近する足音や気配に気づくタイミングが致命的に遅れ、襲撃の初動回避を不可能にします。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。