辰吉薬師寺戦の裏側!史上初の王座統一戦とファイトマネー真相
会場となった名古屋市総合体育館のボルテージが最高潮に達する中、運命のゴングが鳴った。試合は序盤から一歩も引かない壮絶な打撃戦となった。辰吉の鋭い左ジャブと野生的な右ストレートに対し、薬師寺はガードを高く固め、的確なカウンターと強烈な左ジャブを打ち込み続けた。
勝敗を分けた決定打、それは薬師寺が見せた「徹底した左のダブル・トリプル」と「距離のコントロール」だった。辰吉の左目が徐々に腫れ上がり、視界を奪われていく中でも、薬師寺は感情を排して冷徹に自らのボクシングを遂行した。12ラウンドを戦い抜き、判定は2-1の微差。僅かな差で勝利の女神が微笑んだのは、最後まで戦術を遂行しきった薬師寺だった。