抗がん剤のしびれ対策は冷やす時代へ!手足を護る最新予防療法
世界の主要な医学文献データベースであるPubMedに採択された多数の学術論文も、冷却療法の合理的根拠を補強している。数多くの国際的ランダム化比較試験(RCT)において、冷却による皮膚血流低下のメカニズムが定量的に解析されてきた。
論文の報告によれば、局所冷却によって末梢の微小血管が収縮することで、薬剤の到達量が最大で数分の一にまで抑えられるとされる。その結果、神経毒性を引き起こす毒素の曝露が低減され、不可逆的な神経不全を未然に防ぐメカニズムが生理学的に裏付けられている。