せやかて工藤は言ってない?服部平次の発言回数0回と元ネタの真相
ネット上のファンの間では「平次の代名詞」として語られる「せやかて工藤」ですが、原作コミックス第1巻から最新106巻超に至る全エピソード、さらにはTVアニメ全話および劇場版の脚本を精査しても、服部平次が「せやかて工藤」と続けて発したシーンは存在しません。
もちろん、服部平次は作中で頻繁に関西弁の接続詞「せやかて(標準語で『そうは言っても』『だがしかし』の意味)」を使用します。また、相棒であり最大のライバルである工藤新一に対して「工藤」と呼びかける場面は数え切れないほど描かれています。しかし、作中の実際のセリフを丹念に拾い上げると、「せやかて、そんなこと言うても…」「工藤、お前それ本気配か?」のように、言葉が分断されているか、別の言葉が挟まれているのです。
読者の脳内では、「せやかて」という強い方言の響きと、平次の特徴的な「工藤」という呼びかけが長年の間に無意識下で結合され、あたかも1つの決まった決め台詞であるかのように再構築されてしまいました。これが、名探偵コナンにおける最大の都市伝説とも呼ばれる「せやかて工藤」の真実です。