カンパチとハマチの決定的な違いとは?味や見分け方・値段をプロが解説
居酒屋や寿司店でメニューを開いた際、どちらを注文すべきか迷う代表格がカンパチとハマチです。両者を理解する上で押さえるべき根本的な違いは、「生物種としての違い」「食感と脂の質」「市場価値(価格)」の3点に集約されます。
一般的にスーパーや回転寿司で見かける「ハマチ」の9割以上は、ブリ(標準和名:ブリ)を人工的に肥育した養殖の若魚です。昭和初期に香川県で養殖技術が確立されて以来、安定供給される大衆魚の代表格として日本全国の食卓を支えてきました。脂の乗りが非常に強く、とろけるような口当たりが最大の魅力です。
対する「カンパチ(標準和名:カンパチ)」は、ブリと同じスズキ目アジ科ブリ属に属するものの、完全に独立した別の魚種です。全世界の温暖な海域に生息し、天然物は体長1.5メートル、体重30〜40キロを超える大型魚へと成長します。漁獲量が限られるうえ、養殖する場合でもブリより育成期間が長くコストがかかるため、割烹や高級寿司店で重宝される明確な高級魚として位置づけられています。