木管楽器と金管楽器の違いとは?サックスやフルートの謎と見分け方を徹底解説
楽器の分類には、現代の常識から外れた歴史的な例外や、SNSなどで誤解されがちなポイントがいくつか存在します。
1. 「木で作られた金管楽器」が存在する
「金属の木管楽器(サックスやフルート)」が存在するように、歴史上には「木で作られた金管楽器」も存在します。その代表格が、中世〜ルネサンス期に使われたツィンク(コルネット)や、16世紀末に登場した蛇のように曲がりくねった木製楽器セルパンです。
これらは木をくり抜いて革を巻いて作られていましたが、吹き口にはお椀型のカップマウスピースが装着され、演奏者は唇を震わせて音を出していました。したがって、どれほど木材を多用していても、楽器学上は間違いなく「金管楽器」に分類されます。
2. リコーダーやオカリナ、鍵盤ハーモニカの分類は?
学校教育でおなじみのリコーダーや、陶器で作られるオカリナは、歌口に息を当てて空気を共鳴させるため「木管楽器(無簧エアリード属)」です。プラスチック製のリコーダーであっても木管楽器です。また、鍵盤ハーモニカ(ピアニカやメロディオン)は、息で金属製の板(フリーリード)を振動させるため、アコーディオンやハーモニカと同じく「フリーリード系木管楽器(気鳴楽器)」の仲間として扱われます。