スプレッドビーバーKiyoshiの現在|Hideとの絆と還暦の今
KIYOSHIとhideの出会いは、hideのソロプロジェクト初期にまで遡ります。当時、ビジュアル系インディーズシーンで圧倒的な存在感を放っていたMEDIA YOUTH キヨシの攻撃的なギターワークと華やかなステージングにhideが惚れ込み、熱烈なオファーを出したことがきっかけでした。その後、hide with Spread Beaver メンバーのギタリストとしてKAZと共に正式抜擢されます。
音楽関係者の取材証言によると、hideはKIYOSHIの「ロックへの純粋な衝動」と「誰にも真似できない華」を高く評価しており、リハーサル現場でも互いにアイディアをぶつけ合う対等な盟友関係を築いていました。有名なKIYOSHI hide エピソードとして語り継がれているのが、1998年5月のhide急逝直後の決断です。
リーダーを失い茫然自失となる中、メンバーとスタッフは「hideが遺した音源とメッセージを全国のファンへ届ける」という使命を胸に、予定されていた全国ツアー『hide with Spread Beaver appear!! "1998 TRIBAL Ja,Zoo"』の敢行を決断。ステージ中央にhideの等身大写真とマイクスタンドを配置し、KIYOSHIは涙を堪えながらhideのギタートラックと共に狂気的なプレイを炸裂させました。この過酷なツアーをやり遂げた経験が、表現者としての彼の骨格を決定づけたと言えます。