魚の数え方は1匹だけじゃない?状態で助数詞が変わる理由と単位まとめ

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魚の数え方の変化を最もダイナミックに体感できるのが、大型魚であるマグロの解体プロセスです。市場に水揚げされてから食卓に届くまで、助数詞は以下のように華麗な変遷をたどります。

1. 水揚げ・丸ごとの状態:1本(ほん)
エラや内臓を処理し、冷凍や生の状態で市場に並ぶ大型マグロは、その細長い巨躯から「1本」「2本」と数えられます。

2. 4分割した状態:1丁(ちょう)/1節(ふし)
マグロを背側2本、腹側2本の計4つのブロック(ロイン)に縦割りした塊は「1丁」または「1節」と呼びます。カツオ節の「節」と同じ語源を持つ単位です。

3. 調理用の長方形ブロック:1冊(さく)
スーパーの鮮魚コーナーで見かける、刺身を切る前の長方形のブロック肉を「1冊(さく)」と数えます。漢字の「冊」は竹簡を紐で束ねた形状に由来し、整然と四角く切り揃えられた身の形が見立てられています。

4. ひと口大に切り分けた刺身:1切れ(きれ)/1枚(まい)
包丁でスライスされた刺身は「1切れ」と数えるのが基本です。ただし、「切る」という言葉が縁起の悪さ(切腹などを連想させること)を嫌う祝い膳や高級料亭では、配慮として「1枚」「2枚」と言い換える風習が現代でも残っています。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。