天海祐希の宝塚伝説と電撃退団の真相|史上最速トップが残した軌跡
天海祐希さんの宝塚における代表作として筆頭に挙げられるのが、退団公演でも再演された『ME AND MY GIRL』です。下町育ちで陽気だが芯の通った青年・ビル役は、天海さんの持ち味である自然体の魅力と高い演技力が見事に融合し、宝塚史に残る名演となりました。また、『風と共に去りぬ』のレット・バトラー役で見せた大人の色気と哀愁も、研8という若さとは思えない重厚感で絶賛を浴びました。
天海さんを語る上で欠かせないのが、73期同期生たちとの深い絆です。絵麻緒ゆうさん、匠ひびきさん、姿月あさとさん(元宙組トップスター)など、後に各組でトップやスターを務めた逸材が揃う「花の73期」において、天海さんは誰よりも早くトップに立ちました。過酷なプレッシャーのなかでも同期へのリスペクトを忘れず、同期生たちもまた天海さんを精神的に支え続けました。この強い連帯感は、退団から数十年を経た現在も変わらず続いています。