鳥取県立農業大学校の評判と学費・就職先の実態を徹底解剖
インターネット上の掲示板やSNSでは、同校について断片的な情報に基づく誤解も散見されます。出願前に知っておくべき3つの盲点を整理しました。
誤解1:「農業高校の出身者しか進学できない」
実際の入学者データを見ると、農業高校出身者は約半数であり、残りの半数は普通科高校出身者や社会人経験者、他大学・短大の中退者・卒業生で構成されています。実習設備や指導員が基礎から丁寧に指導するため、農業の予備知識がなくても全く問題ありません。
誤解2:「卒業後は過酷な重労働の自営農家になるしかない」
かつてのような徒弟修業的な農業像は過去のものです。現在はGPS自動操舵トラクターやドローンによる農薬散布、環境制御温室などのスマート農業技術が授業に導入されています。また、就職先も大規模農業法人の経営管理部門やJAの営農指導員、県職員など多岐にわたります。
誤解3:「県外出身者は肩身が狭い」
同校は全国からの出願を受け入れており、UIターン就農を希望する関西圏や関東圏出身の学生も在籍しています。県外出身者を受け入れる地域コミュニティも温厚で、移住支援策も充実しています。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
教育環境とキャリアの客観的検証を踏まえ、進学の適性を以下のように判定します。
【おすすめできる人】
・将来、自営農家として独立したい、あるいは農業法人やJAで地域産業を牽引したい人
・机上の勉強よりも、実際に土に触れ、機械を動かすフィールドワークを好む人
・学費の自己負担を最小限に抑え、在学中に実用資格を確実に取得したい人
・少人数の濃密な人間関係や集団生活を前向きに捉え、協調性を発揮できる人
【慎重に検討すべき人】
・華やかなキャンパスライフや大都市圏での生活を最優先に考えている人
・早朝作業や屋外での体力的な実習に対して強い拒絶反応がある人
・就職先として一般企業の事務職やIT、総合商社など農業と無関係な業界を志望している人