エキスポランド事故の真相と跡地再開発:金属疲労が変えた安全基準
事故調査委員会および警察の現場検証によって突き止められた直接の原因は、コースター車輪を支える車軸の金属疲労による破断だった。コースターの設計・製造を手掛けたのは、国内屈指の遊戯機械メーカーである泉陽興業株式会社である。
通常、目視では発見できない金属内部の微細な亀裂(クラック)は、超音波探傷試験などの高度な非破壊検査を行わなければ検出できない。しかし、同施設では長年にわたり車軸を取り外して行う解体点検や探傷試験が一度も実施されていなかった。過酷な加重が繰り返される中で金属疲労が進行し、限界を迎えた軸が走行中に破断したという、防げたはずの人災だったことが白日の下に晒された。