給食ご飯のアルミ容器はなぜ姿を消した?意外な理由と現在の真相
歴史をさかのぼると、日本の学校給食は戦後のパン食中心からスタートした。これが大きく舵を切ったのが1970年代半ばのことだ。1976年に文部科学省(当時は文部省)が米飯給食を正式に導入したことで、全国の小中学校で本格的なお米の給食が始まった。
学校給食法の精神に基づき、児童の健やかな成長と日本の伝統的な食文化の継承を目指したこの施策。ここで一気に需要が高まったのが、軽くて耐久性に優れ、安価に大量生産できるアルミ容器だった。
当時の技術において、無数に存在する児童へ均一に温かい米飯を届ける最適解がアルミ容器だったのだ。文部科学省の推奨と給食現場の熱意が噛み合い、一時代を築くこととなった。