有働由美子『あさイチ』降板の真実と民放で挑む報道最前線の現在地
2018年春、お茶の間に衝撃が走った。8年間にわたり番組を支えた有働由美子が、NHK退職とともに『あさイチ』を降板することが発表されたからだ。当時、番組の視聴率は極めて好調。局内外からは引き留める声が相次いだ。では、なぜ彼女は退職を決意したのか。
その背景にあったのは、「自らの足で現場に立ち、生の声を聞くジャーナリストでありたい」という原点への回帰だった。40代後半を迎え、組織の管理職的ポストが視野に入る中で、彼女の胸に去来したのはアナウンサーとしての生々しい現場感への飢えだった。朝の顔としての役割を全うしたという手応えと引き換えに、次なるステージへ踏み出す選択は、自らの意思を突き通した挑戦だったと言える。