ミジンコは肉眼で見える?体長3Mmの神秘と失敗しない最新観察術
「えっ、ミジンコって肉眼で見えるの?」――そう驚く人は少なくありません。理科の教科書に載っている拡大写真のイメージがあまりにも強烈だからでしょう。しかし、淡水域に広く生息する代表種であるミジンコ(Daphnia pulex、枝角目、淡水プランクトン)の成体は、体長がおよそ1mmから3mmほどに達します。人間の標準的な視力があれば、水中に浮かぶ微細な点として明確に視認できるサイズなのです。
髪の毛の太さが約0.08mmであることを考えれば、3mmという大きさは「見えて当然」のスケールと言えます。問題は大きさそのものよりも、水中で体が半透明であること。つまり、見えづらさの原因は「小ささ」ではなく「透明度の高さ」にあったわけです。この特徴さえ理解すれば、大掛かりな機材がなくても身近な水辺で彼らを見つけ出すことができます。