闇金ウシジマくん竹本優希の壮絶結末!善人が辿る地獄と過去の真相
冷徹無比な闇金業者・丑嶋馨のパーソナリティを語る上で、竹本優希の存在は絶対に外せない。二人の出会いは中学時代にまで遡る。「ヤミ金くん編」でも断片的に描かれたように、かつての丑嶋は不器用ながらも仲間を思いやる少年だった。その傍らにいたのが、誰に対しても分け隔てなく接し、屈託のない笑顔を見せていた同級生の竹本である。
竹本は、実家のパン屋を手伝いながら、孤立しがちだった丑嶋に自然体で手を差し伸べた数少ない人物だった。しかし、過酷な家庭環境と暴力が渦巻く思春期の荒波は、二人の進路を決定的に引き裂く。丑嶋は生き残るために感情を殺し、暴力を統率して裏社会の頂点へとのし上がった。一方で竹本は、他者を信じる純真さを保ったまま大人になり、自ら立ち上げた事業で仲間に裏切られ、すべてを失ってホームレスへと転落していった。
日本の青年漫画において、これほど残酷に対比された幼馴染の関係も珍しい。強者となって搾取する側に回った丑嶋と、弱者として搾取され尽くす竹本。二人の再会は、まさに過酷な現実社会の縮図そのものだった。