和室にある地袋とは?天袋との違いや収納術・リメイク法まで徹底解説
地袋は「じぶくろ」と読みます。日本建築における造作収納の一種で、床面に直接接する位置、または畳のすぐ上に低く据えられた棚・物入れを指します。地面に近い場所に設けられることからその名が付けられました。
同じ和室収納である「押入れ」や「天袋(てんぶくろ)」と混同されがちですが、それぞれの役割と構造には明確な線引きが存在します。押入れと地袋の違いは、その規模と主たる用途です。押入れは寝具や大型の家財を収納するために大人の背丈ほどの高さを持つ全面的な空間であるのに対し、地袋は床から数十センチ程度の高さに抑えられた補助的な小収納です。
また、天袋との違いは配置される高さにあります。天袋は天井に接する鴨居の上に設けられるのに対し、地袋は床近くに配置されます。和室では、床脇(床の間の隣)の上下に対をなして設置されるケースが多く、上部を天袋、下部を地袋と呼び分けるのが和室収納の基本です。床まわりの視覚的な重心を下げ、部屋全体に落ち着きと広がりをもたらす視覚効果も持ち合わせています。