菅田将暉が「あの頃」に見せていた狂気と脆さ――デビュー17年目の今だからこそ解き明かしたい、怪物役者の原点

菅田将暉が「あの頃」に見せていた狂気と脆さ――デビュー17年目の今だからこそ解き明かしたい、怪物役者の原点の全貌を分かりやすくまとめてご紹介します。

当時16歳。史上最年少で仮面ライダーの主役に抜擢された少年は、まだ自分の置かれた状況すら十分に理解していなかったという。緑色のロングヘアをなびかせ、地球の記憶を持つ謎の少年・フィリップを演じた菅田。その中性的な美しさは瞬く間に注目を集めたが、本人の心うちは決して平穏ではなかった。特撮の過酷な撮影現場で、彼は「演技とは何か」を叩き込まれることになる。

「とにかく必死だった」と後に本人が語るように、そこにあったのは洗練された演技力ではない。むき出しの感受性と、大人たちの要求に喰らいついていく野生児のような生命力だ。この時期の彼が放っていた特異なオーラこそが、後の大化けを予感させる最初のシグナルだった。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。