プラザハウスショッピングセンターの真相|日本最古モールの現在と名店巡り

プラザハウスショッピングセンターの真相|日本最古モールの現在と名店巡りにまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。

プラザハウスショッピングセンターの誕生は、本土復帰前の1954年にまで遡ります。当時、隣接地に置かれていた琉球米軍司令部(Ryukyu Command headquarters)の将校や高級軍属、その家族の生活需要を満たすため、アメリカ軍の厳しい規格・衛生管理基準に適合した高品質なショッピングセンターとして設立されました。これが「日本最古のショッピングモール」と呼ばれる所以です。

敷地に足を踏み入れると、緩やかなアーチを描く回廊、開放的な吹き抜けのパティオ、風に揺れるパームツリーが迎えてくれます。これは単なるレトロ調のデザインではなく、アメリカ統治下の沖縄で実際に息づいていた「本物のミッドセンチュリー・アメリカン」の建築遺産そのものです。コーポレートスローガンとして掲げられている「Remember the Future(未来を思い出そう)」という言葉が示す通り、過去の遺産を懐古的に保存するだけでなく、常に時代を先取りする生活提案の場として呼吸を続けています。

近年では創業70周年を超え、地元メディアであるRBC(琉球放送)制作の特別番組『Gateway to the World 〜プラザハウス 70年の物語〜』が全国配信されたことでも大きな話題を呼びました。単なる物品の売買空間にとどまらず、沖縄戦後の激動期から国際文化都市としてのオキナワを体現してきた文化的結節点であること。これこそが、資本力に物を言わせた巨大商業施設が乱立する2026年においても、この場所が色褪せない最大の理由です。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。