独占スクープ:金家を揺るがす極秘継承ルートと権力闘争の裏側
絶対的な権力を掌握してきた金正恩総書記だが、その統治スタイルには近年明らかな焦燥が滲む。経済難が長期化するなか、軍事力偏重の路線を正当化し続けるには限界が近づいているからだ。
中枢機関である朝鮮労働党では、幹部に対する綱紀粛正が過去にない頻度で行われている。不忠誠や怠慢を理由にした高官の更迭が相次ぎ、平壌の官僚社会は疑心暗鬼に包まれている。恐怖政治による引き締めは一見強固に見えるが、内部の忠誠心を急速に摩耗させているのも事実だ。
党の意思決定プロセスは一段と不透明さを増した。側近の意見を退け、極限まで狭められた親政体制が敷かれた結果、誤認や暴走を止めるチェック機能は完全に失われつつある。