巨人Ob吉村禎章の現在地!阿部体制を支える影の参謀と次なる一手

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1980年代後半、巨人の背番号7は後楽園球場、そして完成間もない東京ドームの主役だった。天性のバットコントロールと広角に打ち分ける長打力。巨人の未来を背負う若き天才スラッガーとして、誰もが彼が王貞治や長嶋茂雄に続く大打者になると信じて疑わなかった。

運命が暗転したのは1988年7月6日、札幌円山球場。外野守備での味方との激突により、左膝の靭帯断裂という選手生命はおろか歩行すら危ぶまれる重傷を負う。当時の医療水準からすれば、現役復帰は絶望的と言われた。しかし、彼はグラウンドに戻ってきた。1年以上の過酷なリハビリを経て放った復帰初本塁打は、今もファンの涙とともに語り継がれる。

あの劇的な復活劇が球団に残したものは、単なる美談ではない。逆境に立たされたときにどう立ち上がるかという「精神的支柱」としてのメンタリティだ。現在の巨人軍の若手が壁にぶつかった際、首脳陣が引き合いに出すのは決まって吉村氏の生き様である。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

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