第一三共の株価はどうなる?エンハーツ拡大と買い時・売り時の見極め
現在の成功に甘んじることなく、次なる成長エンジンの育成に余念がないのが眞鍋淳会長率いる経営陣の戦略だ。エンハーツの成功で得た豊富なキャッシュフローは、次世代の新薬開発パイプラインへと惜しみなく投入されている。
具体的には、Dato-DXd(ダトポタマブ デルクステカン)やHER3-DXdなど、エンハーツに続く第2、第3のADC候補化合物が第III相臨床試験段階へと順調に進展している。これらの新薬候補が標的とするがん種は、肺がんや乳がん、卵巣がんなど市場規模が極めて大きい領域であり、将来の収益寄与に対する期待は極めて高い。
単一の製品依存からの脱却を図り、強固なADCポートフォリオを構築する同社の戦略は、中長期投資家にとって極めて魅力的な成長ストーリーを提供している。パイプラインの順調な進捗が確認されるたびに、株価の将来予測レンジは切り上がっていくことになる。