「行くぞ英雄王」なぜ勝てた?名言の元ネタ・アニメ話数と勝敗を解説
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士郎が固有結界を発動する際に行う自己暗示、いわゆる詠唱セリフ(「体は剣で出来ている――」「I am the bone of my sword.」)は、彼自身の歪んだ人生観と魔術回路の本質を具現化する儀式です。彼にとっての魔術とは、万能の奇跡を起こすことではなく、ひたすらに剣の概念を模倣し内包する特化型のものでした。
並の英霊であれば、幾多の戦場を潜り抜けた卓越した武技や、固有の必殺宝具によって士郎の剣幕を押し切ることも可能でした。事実、近接白兵戦の達人であるランサー(クーフーリン)やセイバー(アルトリア)を相手にした場合、結界を展開した士郎であっても技量の差で敗北する可能性が作中で言及されています。
しかし、ギルガメッシュは「武芸を極めた戦士」ではなく「莫大な財宝の所有者・射出者(コレクター)」でした。技量による駆け引きを行わず、純粋な宝具の物量投擲に依存していたギルガメッシュの戦術は、投擲速度と数において自分をわずかに凌駕する士郎の結界内において、皮肉にも完全に機能不全へと陥ることになりました。