臭い玉の正体と喉画像検証|悪臭の原因から安全な除去法まで徹底解説
鏡で喉の奥を観察した際、口蓋垂(のどちんこ)の左右にある口蓋扁桃(こうがいへんとう)の表面に、白や黄白色の小さな米粒状の塊が付着している光景を目にすることがあります。インターネット上で「喉の奥の臭い玉の写真」として出回っている画像の多くは、この扁桃の表面に顔を出した分泌物の塊を写したものです。
一般に「臭い玉」と呼ばれるこの物体の医学的な正式名称は「膿栓(のうせん)」です。「臭い玉と膿栓の違いは何ですか?」という疑問を抱く人が少なくありませんが、両者は同一の対象を指しており、俗称か医学用語かという呼び方の違いに過ぎません。
扁桃の表面には「陰窩(いんか)」と呼ばれる無数の小さなポケット状のくぼみが存在します。口や鼻から侵入してくる無数のウイルスや細菌を捕食・殺菌するため、扁桃組織には白血球やリンパ球が常に集結しています。そこで繰り広げられた激しい免疫攻防の結果、役目を終えた白血球の死骸、殺菌された細菌の残骸、剥がれ落ちた口腔粘膜の古い上皮細胞、そして微細な食物残渣がこの陰窩の奥底に徐々に堆積していきます。これらが唾液中のカルシウム成分などと混ざり合って白黄色のチーズ状、あるいは米粒大の硬さへと凝縮されたものが膿栓です。
SNSや動画サイトで拡散される「膿栓の巨大画像」では、直径1センチメートルを超えるような大豆大から小豆大の塊が扁桃の奥から押し出される様子が確認できます。これは、陰窩の構造が生まれつき深い人や、慢性的な扁桃炎を繰り返すことによってくぼみが袋状に拡張してしまったケースにおいて、長期間にわたり排出されず何層にもわたって老廃物が堆積・石灰化した結果です。