竜星涼とキョウリュウジャー10周年の絆|キング再臨の真相と現在地
竜星涼が『キョウリュウジャー』の主演に抜擢されたのは当時19歳のことでした。東京都出身、身長183cmの恵まれた体躯を誇り、小・中学時代はサッカーに熱中。チームメイトになでしこジャパンの岩渕真奈選手がいたという身体能力の高さは、早くから業界内で注目されていました。しかし、特撮の現場は未知の領域でした。
坂本浩一監督が掲げた「生身のアクションを限界まで魅せる」という方針のもと、過酷なワイヤーアクションや炎天下での爆破シーンなど、肉体の限界を試されるハードな撮影が連日続きました。当時のインタビューや手記で、竜星涼は「毎日が怒涛の連続で、座長としてチームをどう引っ張るべきか必死にもがいていた」と述懐しています。
弱音を吐かず現場を鼓舞し続けた姿勢は、劇中のキャラクターである「竜の道を進む荒れ狂う勇者・キング」のパーソナリティと重なり合っていきました。妥協を許さない制作環境で培われた瞬発力と度胸こそが、後の躍進を支える決定的なバックボーンとなったのです。