お好み焼きの切り方でピザ切りはNg?関西の格子切り論争と作法の真相
家庭のホットプレートやフライパン調理では、フッ素樹脂加工(テフロン)のコーティングを保護するため、金属製のヘラで強い圧力をかける切り分けは推奨されない。家庭で包丁やピザカッターを用いて美しく切るための実践テクニックを紹介する。
まず、キッチンやまな板の上で包丁を使う場合、焼き上がりの直後に刃を入れてはならない。焼き立ての生地は内部の水蒸気圧が高く、グルテンも安定していないため、刃に生地がまとわりつきやすい。焼き上がりから約1分間休ませて蒸気を落ち着かせるのが、断面を綺麗に仕上げる隠れたプロの技だ。
包丁を入れる際は、刃元を生地の端に当て、刃先に向かって体重を乗せながら「前方に押し出すように一気に落とす」。一度刃を入れたら途中で止めず、まな板に刃が当たるまで確実に押し切る。もしキャベツが粗切りで引っかかる場合は、包丁の刃先をわずかに水で濡らしておくと、ソースや油の抵抗が減り、驚くほど滑らかに断ち切ることができる。
なお、製菓用ナイフやピザカッターを使用する場合は、高速で転がすと表面の豚肉が引っ張られて剥がれてしまう。豚肉の繊維に対して直角になるようラインを設計し、上から強めのトルクをかけながらゆっくりと転がすのがコツである。キャベツの切り方ひとつでも、細切り(千切り)にしてあればカッターの通りが良く、みじん切りにしてあれば型崩れしにくいため、家庭での仕込み段階から切り方を想定しておくのが賢明だ。