欄干とは?手すりとの違いや擬宝珠の名称・建築基準法まで徹底解説
Q1:欄干の「笠木」や「親柱」の正式な読み方を教えてください。
A1:欄干の構成部材は、最上部の横木を「笠木(かさぎ)」、四隅や端部に立つ最も太い柱を「親柱(おやばしら)」と読みます。また、親柱の上に乗る宝珠型の装飾は「擬宝珠(ぎぼし / ぎぼうしゅ)」、笠木の下に平行して渡される補助的な横木は「平桁(ひらげた)」、最下部で床に接する台木を「地覆(じふく)」と呼びます。
Q2:現代の住宅において、ベランダの手すり壁を「欄干」と呼んでも間違いではありませんか?
A2:間違いではありません。建築構造の分類上、ベランダや屋上広場の端に設けられる転落防止用の立ち上がり構造全般は、建築基準法上で「手すり壁」や「さく」と規定されますが、美観や透かし格子などの意匠性を持つものは広く「欄干(または高欄)」と呼ばれます。
Q3:なぜ道路橋の欄干には、ひらがなで橋の名前が書いてある側があるのですか?
A3:日本の道路橋では、起点側(一般に東京や主要都市に近い側)の親柱に漢字で橋の名称を、終点側の親柱にひらがなで名称を刻むという土木工学上のガイドラインが存在するためです。また、ひらがな表記の際に「かわ」と濁点を省いて刻むケースが多いのは、大雨で河川が氾濫して濁流にならないようにという水防祈願の歴史的風習に基づいています。