アルトリコーダー運指表と指使い完全攻略!ソプラノとの違いや高音のコツ

アルトリコーダー運指表と指使い完全攻略!ソプラノとの違いや高音のコツにまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。

「高い音を出そうとするとピーと耳障りな音が鳴る」「高音のファやソがかすれて出ない」という悩みは、アルトリコーダー学習者の大半が直面する共通の課題です。高音が出ない根本的な理由は、主に以下の3点に集約されます。

高音が出ない3大要因:
1. 左手親指の隙間(サミングホール)が広すぎる、または開いていない
2. 息のスピードが足りない、あるいは逆に力任せに吹き込みすぎている
3. どこかの指孔からわずかに空気が漏れている(特に右手の薬指・小指)

高音域をクリアに鳴らすための最重要テクニックがサミング(Thumb technique)です。運指表で左手親指の位置に「半分黒丸(◐)」や「スラッシュ記号(/)」で示されるこの技術は、親指の腹で穴をずらすのではなく、「親指の関節を曲げて爪の先を立て、上部に三日月状のわずかな隙間(1〜2ミリ程度)を作る」のが正しいやり方です。

隙間が5ミリ以上開いてしまうと倍音が破綻して高い音は発音できません。爪の端で穴の縁を軽く引っ掛けるようにして、針の穴ほどの小さな隙間をキープする感覚を身につけると、息がスムーズに高音へと変換されます。

特に難易度が高いとされるのが「高いファ(F6)」の押さえ方です。高いファは、単純に低音のファのサミング版ではなく、特殊な運指パターン(フォークフィンガリング)を用います。左手親指のサミングに加え、左手の人差し指・中指・薬指をふさぎ、右手は人差し指と薬指をふさいで中指を開けるといった複雑な指使いが求められます。息を力強く押し出すのではなく、細く冷たい息を遠くへ真っ直ぐ飛ばすイメージで吹き込むのが成功の秘訣です。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。