夢と希望の決定的な違いとは?心理学が明かす持てない理由と見つけ方

夢と希望の決定的な違いとは?心理学が明かす持てない理由と見つけ方について知っておくべき 理由を分かりやすく解説いたします。

エドワード・デシとリチャード・ライアンが提唱した「自己決定理論」によれば、人間の幸福と持続的な動機づけには「自律性(自分で選んでいる感覚)」「有能感(自分には能力があるという感覚)」「関係性(他者と繋がっている感覚)」の3つの基本的心理欲求を満たすことが不可欠です。

世間の常識や親・社会の期待に縛られた「他者発信の夢」を追うと、自律性が損なわれ、燃え尽き症候群を引き起こします。今必要なのは、他人の物差しで作られた夢を疑い、自分の足元にある希望を大切にする姿勢です。

【プロの判定】大きな夢を掲げるべき人・小さな希望を積むべき人の条件

  • 壮大な「夢」を掲げるべきタイプ:
    • 失敗を「データ収集」と割り切れる高い心理的レジリエンス(回復力)がある。
    • 周囲の評価や同調圧力に左右されず、自己決定を貫ける軸がある。
    • 長期的な不確実性に対して強い耐性を持っている。
  • 日々の「小さな希望」の積み上げに専念すべきタイプ:
    • 将来を考えると強い不安や焦燥感、自己否定感に襲われる。
    • 他人の成功やSNSの投稿と比較して落ち込みやすい。
    • まずは現状の生活基盤やメンタルの安定を最優先に回復させたい。

後者のタイプに該当する人が無理に夢を探そうとする行為は、傷口に塩を塗るようなものです。まずは「明日を今日より少しだけ快適に過ごす」という極小の希望を叶えることから始めるべきです。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。