ルビーとサファイアの違いとは?実は同じ鉱物だった驚きの真相

ルビーとサファイアの違いとは?実は同じ鉱物だった驚きの真相とは一体何なのか? 背景や要点を簡潔に解説します。

ジュエリー市場における「ルビーとサファイア、結局どちらの価値が高いのか?」という疑問に対しては、「同等の最高品質および大粒サイズで比較した場合、ルビーの方が圧倒的に高額になりやすい」というのが国際市場の一致した結論です。

この価格格差が生じる根本的な理由は、ルビーを赤く染める「クロム原子の物理的性質」にあります。クロム原子はコランダムの主成分であるアルミニウム原子よりもサイズが大きいため、結晶格子の中に無理やり入り込む形になります。その結果、結晶格子に強い歪みが生じ、結晶が大きく成長する前に割れたり欠陥が生じたりしてしまいます。

国際オークション市場の取引データを見ても、3カラットを超える非加熱・高品質のミャンマー産ルビー(通称「ピジョンブラッド」)は天文学的な価格で落札されます。一方、サファイアを青くする鉄やチタンは結晶構造を破壊しにくいため、10カラットを超える大粒で美しい結晶も比較的産出されます。同じカラット数であれば、自然界における生成難易度の差がそのままルビーのプレミア価格へと直結しているのです。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

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