五摂家・二条家の知られざる現在 皇室・明治神宮と歩む子孫の今
日本史の教科書を開けば、必ず目にする「五摂家」の文字。近衛、九条、二条、一条、鷹司という最高位の公家家格だ。その中で二条家は、鎌倉時代中期の関白・二条良実を祖として分立した。家名の由来は、京都の二条大路に邸宅を構えたことにちなむ。
代々、摂政や関白を数多く排出し、朝廷における文治の要として存在感を示してきた。特に平安の古風を守りつつ、武家政権である鎌倉幕府や室町幕府とも高度な政治的折衝を行ってきた柔軟さは、二条家ならではの生存戦略と言える。幾度の政変や合戦の火波をくぐり抜け、その血脈と儀礼の伝統は絶えることなく脈々と受け継がれていった。