ぬいぐるみの天日干しは逆効果?プロが明かす正しいダニ撃退術
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日光浴による除菌効果を期待する声は根強い。しかし、太陽光に含まれる紫外線除菌が有効に働くのは、光が直接届くごく表面の細菌やウイルスに限られる。中綿が詰まった立体的な構造物であるぬいぐるみの場合、紫外線は奥まで透過しない。
日本アレルギー学会などの知見によれば、室内に潜むアレルギー原因の大半を占めるチリダニを死滅させるには、50度以上の熱を20分以上、あるいは60度以上の熱を瞬間的に加える必要がある。通常の天日干しで到達する表面温度(30〜40度前後)では、ダニにとっては単なる「心地よい温かさ」に過ぎず、生命活動を停止させるには至らない。
また、国立成育医療研究センターをはじめとする小児アレルギーの臨床現場でも指摘されている通り、問題は生きているダニだけではない。死骸やフンこそが強力な吸入アレルゲンとなるため、熱で弱らせるだけでなく、物理的に繊維の外へ排出しなければ根本的な解決にはならないのである。