ヒット作を陰で操る劇用車の謎 中川商会が明かす撮影現場の裏側
東映株式会社が手掛けた名作バイオレンス映画『孤狼の血』シリーズにおいて、監督の白石和彌氏が徹底的にこだわったのが、昭和末期から平成初期にかけての緊迫感あふれる世界観だ。
この作品の泥臭く荒々しいクライム・サスペンスの世界を構築するうえで、劇用車の存在感は不可欠だった。往年のクラウンやセドリックの覆面パトカーがタイヤを悲鳴させながら追跡劇を繰り広げる迫力満点のカーアクションは、現場でミリ単位の整備と手配を担ったプロの技術があってこそ実現した名場面と言える。