激変するうさぎキャラ勢力図!不動の王道と爆走する新世代の熱狂
今日のキャラクターカルチャーを語る上で、オランダの絵本作家ディック・ブルーナが遺したミッフィーの功績を避けて通ることはできない。極限まで削ぎ落とされたシンプルな線と、選び抜かれたわずか数色のパレット。ブルーナが追求したグラフィックデザインの極致は、国境や世代の壁を軽々と超え、「うさぎ=純粋さと静寂」という絶対的な記号を世界に定着させた。
対照的に、アメリカのアニメーション黄金期を切り拓いたのが、ワーナー・ブラザースが誇る看板スター、バッグス・バニーだ。ニンジンをかじりながら軽妙なジョークを放ち、どんな強大な敵をも知略とナンセンスなギャグで手玉に取るトリックスター。この皮肉屋でタフなうさぎは、キャラクターが持つべきエンターテインメント性と批評性を極限まで高めた金字塔として、今なお欧米のカルチャーに深い影を落としている。