進化する三河田原駅の全貌|世界的建築美と渥美半島観光の新拠点
三河田原駅を語る上で絶対に外せないのが、その類まれなる駅舎建築です。設計を手掛けたのは、プリツカー賞を受賞し、紙管建築や災害支援住宅でも世界的に知られる建築家・坂茂(ばん しげる)氏。2013年の駅舎改修以降、グッドデザイン賞や中部建築賞など数々の栄誉に輝いています。
駅舎に足を踏み入れた瞬間、誰もが見上げるのが天井を覆うダイナミックな木製ルーバーと曲面フレームです。地元愛知県産の木材をふんだんに活用した格子状の天井ドームは、日中は柔らかな自然光を駅構内全体へと導き、夜間には間接照明によって優美な光の彫刻へと表情を変えます。
「無機質なコンクリートと鉄骨の駅とは一線を画す、まるで上質な美術館のロビーにいるような居心地の良さがある」と、建築専門誌や視察に訪れた都市計画関係者からも極めて高い評価を得ています。駅舎そのものを目的に全国から建築ファンが足を運ぶ理由が、この贅沢な空間設計に凝縮されています。