「バブみ」の語源と誤用を徹底解剖!母性愛を求める現代の深層心理
だが、言葉が浸透するにつれてそのベクトルは大きく捻じ曲がっていく。X(旧Twitter)をはじめとするメジャーなSNSプラットフォームへ急速に流出した結果、本来の意味を知らない一般層の間で「赤ちゃんのように可愛らしい様子」そのものを指す言葉として誤用され始めたのだ。
「推しのアイドルがバブみを出している」「ペットの仕草にバブみがある」といった使われ方がその典型である。本来は「対象から母性を感じ取っている側(自分)」の感情を表す言葉であったものが、いつしか「対象が赤ちゃんっぽく愛くるしい状態」という属性の付与へと完全に反転してしまった。言語の普及に伴うニュアンスの摩耗と、意味の地殻変動がここで起きたわけだ。