エヴァ碇シンジ名言・迷言の真相!名セリフと結末への変化を徹底解説
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1990年代のTVシリーズおよび旧劇場版と、2007年から展開された『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズでは、シンジのメンタリティとそれに伴うセリフに劇的なパラダイムシフトが起きています。
旧劇場版におけるシンジは、他者とのコミュニケーション不全と拒絶の恐怖に打ちのめされ、「誰も僕を助けてくれない」「みんな死んじゃえばいいんだ」と極限の虚無感へと沈んでいきました。自分の殻に閉じこもり、世界を拒絶する姿勢が色濃く反映されていたのが旧シリーズの結末でした。
対照的に、新劇場版『破』のクライマックスで放たれた「綾波を……返せっ!」という怒号は、自らの強いエゴと意志で世界を変えようとする能動的な叫びでした。「世界がどうなったっていい。だけど綾波は助ける!」と言い放ち、使徒に捕食されたレイを初号機の手で引きずり出す姿は、かつて指示待ちで逃げ腰だった少年の劇的な脱皮を感じさせ、劇場の観客に強烈なカタルシスを与えました。