激突から16年、2026年W杯前夜に考える「個の極限」と「美学の継承」――日本サッカーが二人の天才から未だ脱却できない理由
2026年、森保一監督率いる日本代表は、史上初のW杯ベスト8、そしてその先を見据えている。現在のチームには、本田のような圧倒的な個のキャラクターを持つ選手も、中村のような絶対的なゲームメイカーも、あえて配置しないシステムが構築されている。全員がハードワークし、全員が戦術的に機能する「組織の極致」だ。
だが、勝負を決めるのはいつだって、システムを逸脱する「個のひらめき」や「理不尽なまでのエゴ」である。膠着した世界最高峰の舞台で、日本が必要とするのは、中村俊輔の魔法のような左足なのか、それとも本田圭佑の強引なまでの突破力なのか。二人が残した偉大な足跡を統合し、新たな地平を切り拓く「第3の怪物」の登場を、日本フットボール界は今も待ち望んでいる。 (出典: 本田 圭佑 中村 俊輔(Yahoo!ニュース))